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過去の旅・チュニジア編⑤トズール

Img_0874チュニス鉄道 駅について、やっぱり列車の旅にはおやつよね!と駅内のスーパーで食料調達。クラッカーにチーズ、甘いクッキー、水などを確保し列車を待つ。今後お酒が手に入らない場合に備え、昨日モノプリの闇リカーコーナーで仕入れたワインも1本ずつ互いのリュックに入っている。どんだけ飲みたいよと自分達の事ながら問いたい。
トイレも済ませ準備完了!列車がホームに入って来る。入念に掲示板とチケットの時刻を照らし合せ間違いないとわかっていても妙に心配。なぜなら自分達の号車を見つけ、これでいいよね?と駅員さんに身振り手振り訪ねると「ま、適当でいいよ」という様な素振り。指定席に座ってからも、どんどん人が入って来ては適当なところに座り、人が来ると席を移動しまた座り、を繰返す人が大勢。要するに皆は指定席など取っていないのだね。みんなリクライニングのついた良い席に座りたいだけ。適当です。私達は英語オンリーなのでサイアクきっとこの席も先に座ったもん勝ちみたいになったに違いない。あぶないあぶない。時刻は20:50分ほぼ定刻通りトズールに向け出発!朝の5時過ぎ着なので正味8時間の列車の旅だ。

出発してずいぶん時間が経ち始めはお菓子をつまんじゃったりして楽しく過ごしていた。どちらからともなく「なんか寒くない?」と気温の変化に気づく。やけに寒いのだ。半袖姿の私達は砂漠は朝晩冷えるという認識と日焼け予防にとパーカーや長袖シャツを持って来ていたのでそれらをはおる。とうに真夜中過ぎでそろそろ寝たいところだがどうにもこうにも寒くて眠れない。つめて来た衣類をほとんど全て重ね着する。それでも寒い。ストールも巻いてみる。それでも寒い。ショルダーバッグをお腹に乗せてみる。まだ寒い。ありとあらゆる布、ハンドタオル、ハンカチなどを体に乗せてみる。超寒い!!!もう体を暖める物は何もない。新聞でもあったら確実にかぶったでしょう。砂漠にきて風邪引く!?心なしか2人とも体中が冷えきって元気がない。寒くて眠れないつらい8時間を過ごし、あと20分くらいでつくだろうという辺りでなんと私は寒さのあまりトイレがガマンの限界に。なんとなく嫌な予感がして列車のトイレは避けていたがもうほんとに無理だったのでトイレに行く。........ドアを開けたらそこはまさに地獄。思わず目をそらす。みんな...トイレはほんとにどうするの?今後どんな悲惨なトイレもなんとか頑張れるだろう、と思う。中学のバレーボール部時代にやった"空気椅子"というメニューを20年ぶりにこなしたあの時の私に100点満点をあげたい。とにかく皆さん、もしこの時期このコースで列車に乗るなら本気で防寒対策を。もし私がまた乗るならホッカイロを持って行く。それとトイレはなるべくガマンするか水分を摂らない努力をする。この2点だけ注意すれば安いし列車の旅は楽しい!!

Img_0875Img_0951 そんなこんなで悪夢は終わり、暗闇だがトズール駅のライトアップされた看板を発見し列車から降りた時の安堵感は忘れられない。まさにオアシスの町!しかし朝5時は暗いねぇとびっくり。こんなんで無事にホテルへたどり着けるのだろうかと待合室で考える事数分、タクシーらしき車を発見!駅からいわゆるツーリスティックゾーンまでは少し遠く間違っても暗い中歩いて行ける距離ではなかった。ちょっと乗車賃ボラレタがもうどうでもよかった。着いた!ここではチョイと奮発してリゾートホテルHOTEL KSAR ROUGE"赤い砦"と名付けらたこのホテルはイスラムの宮殿をイメージしたのだそう。ようやく空も少しずつ赤みを帯びてきImg_0876 ましたがまだ朝6時過ぎ、こんな時間にチェックインなんて出来るのか?と思ったが無事チェックイン。想像通り素敵なところです。素敵なテラスにプール、お部屋も落ち着いたベージュ、暖色系のファブリックでどことなくサンタフェ風?!で落ち着きます。バスルームもキレイ。窓から見える景色も遠くに地平線がくっきりと見えてあぁここはほんとに砂漠の中のオアシスなんだなぁと感激。そして急激に襲った疲労感&睡魔に見事私はノックダウン。友人にたたき起こされたのはお昼にほど近く、窓の外はいかにも砂漠なナツメヤシ、青い空、茶色の砂、そして眩しい太陽でみなぎっておりました。

Img_0878 まずは町まで散歩、カラッとしてるがいやしかし暑いね。少し前まで極寒だったのが嘘の様で嬉しい。日焼け止め必須、帽子、水があるとなお良し。観光客目当てのカレーシュ(馬車)のおじさんが乗れ乗れとしつこいが無視。ゴミゴミしてなくてわかりやすくキレイな町という印象だ、観光地だからか。でも時折路地などに砂漠の片鱗を見つけてはオアシスの町ということを再確認する。メディナもなんとなくござっぱりしている。さて、ここには1日しかいないのでまずは午後何かのツアーに参加しようということでLonley Planetで見つけたツアー会社を訪ねる。素敵なフランス人のマダムが英語は苦手なの、といいつつ問題なく対応してくれてとても有り難かった。午後16時出発の4WDで行く半日砂漠ツアーを予約(ほんとは4人で1台貸切のところ、2人なので+2人分支払いしました)それでも2人で1万円くらい。すごく楽しみ!!

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ホテルに迎えに来てくれるというので時間まで町を散歩、ホテル近くのレルトラン(名前は忘れた)でランチをいただく。なんとなくイタリアンを選んだが味はいたって普通。イタリアからお嫁に来たでしょ的な優しげな奥様とチュニジアンのだんな様で切り盛りしているらしい。ところでチュニジアのドメスティックビール、その名も"Celtia"ビールはいわゆるラガービール。スッキリとした喉越しが飲みやすくけっこう好き。しかしここはイスラム教徒の多いチュニジア、生産しといてなんですが本来飲酒はできないはず。でもここではイスラムの休日にあたる金曜日以外はお酒の売買が認可され飲酒文化が保持されている。もちろん絶対飲まない振る舞わない教徒もいらっしゃり、このレストランではなんとアルコール0.0%とでかでかと明記されたCeltiaのビール風味飲料しかおいていなかった。味はまさにゼロ%な?お味でしたがどこかで発見したら試しに是非トライしてみてください。

Img_0902Img_0907 ホテルで少し休んでからいよいよ砂漠ツアーへ。ドライバーさんも優しく頼りになりそうなおじさんでホッとする。"道なき道"とはよく言ったもんで私達から見ると見渡す限り砂砂砂の砂だらけの中、まさに神懸かり的に進む4WD。このドライバーさんもかけ出しの頃はさぞかし大変だったに違いないといらぬ事を考えつつそのプロフェッショナルな運転を堪能。まずはトズールからアルジェリア国境方面、砂漠の中の小さな町ネフタへ。チュニジアのイスラム界では宗教的に重要な位置を占めており歴史的な町だそう。かつては観光地でもあり現大統領の休暇の地でもあって賑わっていたらしいが今は人影ももばらでややさびれた印象だ。誰もいないメディナはまるで映画のセットのよう。ネフタの花かごと言われるオアシスやナツメヤシで一杯の道を車で通る。ホテルなどもあるが、ここは単独で来るよりも私達のように4WDツアーでちょっと訪れるだけで充分だろう。

砂漠と言ってもその砂の色や粒度、構成物質は様々でおもしろい。途中で止まった場所の砂はImg_0917キラキラ光る何かが含まれていてドライバーさんが掘って手渡してくれる。クリスタルが含まれているらしい、記念にノートの切れ端に包んでくれた。そうそう砂漠といえばラクダ。野生のラクダ?と思ったら砂漠の民ノマドのものだそうであちこちで見かけた。こんなだだっ広い砂漠で暮らしている人がいるんだなぁ。そして砂漠の中に井戸を発見!素朴な濾過システムも整っていてドライバーさんが水汲みの様子を再現してくれた。砂丘が多い場所では丘まで上り一気に急斜面を降りるというジェットコースタードライブも体験。かなり高い砂丘だったので柄にもなくキャーキャー言ってしまう。キケンだよな、と思いながら窓ガラスを見るとひび割れが.....。見なかった事に。

Img_0920Img_0941 そしていよいよスターウォーズ撮影の地へ!どこからともなく映画のテーマが流れてくる。見覚えのある風景が当時のまま観光用に残されていている。実はどのエピソードなのかすらわからないまま見渡す限りの輝く白い砂、かの有名な映画のセットに興奮して写真をとりまくる。そしてもうひとつ映画イングリッシュペイシェントにも出て来たというオング・エル・ジュメルへ。ラクダの形をした岩のちょっとした砂山に頑張って上ってみる。素晴らしい眺め!この2大映画のロケ地はファンでなくともすごく楽しめます。いよいよ今日の砂漠ツアーもエンディング、トズール空港の脇を抜けホテルに無事に帰還。短時間で見所たくさんのツアーで大大満足でした。

Img_0952 シャワーを浴びて汗を流し、洗濯などして本日のディナーはホテルでいただくことに。日の入りが遅いのでもう8時だというのにまだ夕方の様。前菜、メイン、デザートをいくつかから選ぶ形のコースメニュー。ショルバというチュニジア料理で魚介のトマトスープ、なぜかビーフヒレステーキ、フルーツをチョイス。もちろんビールとワインもいただきました。明るく会話を楽しむマダム&ムッシュに囲まれ、ピンクのクロスにキャンドルで、砂漠から来る心地いい風に吹かれながら気持ちよくお食事ができました。

初日ですっかり砂漠に魅せられてしまった私達。ほろ酔いで就寝。

明日はいよいよここよりもさらに深くサハラに入っていきます。

これまでの旅はこちら...



泊まったホテル[ HOTEL KSAR ROUGE ]

住所 Zone Touristique, Tozeur/電話 79-454-933      

(S)D90〜 (D)D130〜(朝食込み)全112室有り、全室バス&トイレ付の4つ星リゾートホテル。夜のディナーもプールが見下ろせるステキなテラスのテーブル席でいただけます。町の中心まで徒歩10分で便利。

利用したツアー会社[ Au Coeur du Desert ]

住所 Route Touristique 2200 Tozeur/電話 76-453-570

ONTTから50m程。一見普通の住居の門構えですが看板が目印です。各種ツアーあり。





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コメント

長編大作じゃな〜い。すごいよ。
そしてどんだけ飲みたかったのは”私たち”でなく私だね。いつもお付き合いいただきありがとう。闇市ワインもとってもいい思い出よ。そしてあの冷凍電車も。二度と乗りたくないと思ったあの記憶も薄れ薄れて次回は防寒すりゃいいじゃん的に随分楽観視しとります。あれ?

投稿: esperanza | 2008年7月 4日 (金) 16時14分

一応私のリュックにも忍ばせたから"達"にしといたわよ。あのクラッカーにも世話になったよね。室温でも全然平気なチーズとね。名前がどうしても思い出せないの。あ〜それにしてもいい旅でしたなconfident

投稿: eko | 2008年7月 4日 (金) 16時36分

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